トヨタの公式HPの中に「自動車以外の事業」というコンテンツがあり、その中で「トヨタ自動車は創業者の豊田喜一郎が周囲の反対を押しきり、1937年に当時の豊田自動織機から独立したベンチャービジネスでした。その後、総合産業である自動車の『材料』、『工作機械』、『部品』などの各分野がそれぞれ独立し、現在のトヨタグループを構成することになりました。まさにトヨタ自身がコーポレートベンチャーの歴史を歩んでいるのです。
さらにこれまで、住宅、金融、情報通信、GAZOO、マリン、バイオ緑化などといったクルマ以外の分野にも進出してきました。また、ベンチャーファンドの設立を通して、創造性と起業家精神にあふれる企業風土の醸成に努めるとともに、社外にも広く事業の芽を求め、これらの事業に続く新たな事業の開発をすすめています」と掲載されている。また、1995年起業家制度導入とも記載されている。
近い将来世界一の自動車メーカーになろうとしているトヨタも根底に流れているのは、やはりベンチャー精神である。中小・ベンチャー企業との提携も積極的に取り組んでいる。
ただ、ここまでの道程はけっして楽ではなかったと思う。私が実際に聞いた話だが、第二次世界大戦中に日本では輸送用に国産トラックが必要であったが、トヨタの車は故障が多く、悪路走行でよくシャフトが折れたそうである。それが今や故障が一番少ないメーカーとなってしまった。私もかって30年以上前にトヨタの下請け会社でアルバイトをしたことがあるが、その時でさえもカイゼン運動をしていて”こうやると時間が何秒短縮できた”とかで従業員が表彰されていた。今でも年2回QC大会を開催している。グループ全体がそんな意欲に燃えている。外見の大きさではなく一人一人がどう仕事に取り組み解決しているか、である。
前回と同じようにやっていれば良いと思っているようだと世間からとり残されてしまう。武者小路実篤ではないけど”日々新た”に生きたい。トヨタを見習って。


