7ヶ月近くの間に20日間余り80時間ほどの長きにわたった「とやま起業未来塾」が去る12月16日に修了式を迎えた。
これを機会に、足元を見つめ本当に富山県に(広くは世間に)貢献する「塾」とは何かを考え直してみたくなった。
私の頭に浮かんだ「塾」は吉田松陰の「松下村塾」と「慶応義塾」である。二つは同じく”塾”と命名されていても中味が異質なのかもしれないが細かいことをいうつもりはない。
先ず、「松下村塾」であるが吉田松陰がたずさわったのは僅か2年半らしい。塾自体も親戚が作ったものだということである。その2年半の間に明治政府のキーマンとなった山縣有朋、伊藤博文が学んでいる。いまでも「松下村塾」は語り継がれ、松下幸之助の「松下政経塾」も意識していたと聞く。
あと一つは「慶応義塾」である。これは福澤諭吉が創設した学塾で、「独立自尊」の精神を鼓吹した福澤の思想を羅針盤とし、理念と勇気をもって新しい時代を拓く「未来への先導」を果たすことが使命としている。150年ほど継続し、アジアでは最長に類する塾だそうである。前首相の小泉純一郎氏も出身である。
さて、とやま起業未来塾も来年3年目にはいり、関係者は「松下村塾」よりも長く携わることになりそうである。短ければよいわけでもなく「慶応義塾」のように長ければよいわけでもないが、塾の修了生がどれだけ産業・社会に貢献できるか?は関係者の取組にかかっている。セレモニーで終わらせてはいけない。
”ぶっこわす”つもりで、今あらためて「とやま起業未来塾」を見直してみたい。


