今に始まったことではないが、社会はもちろん政治や経済の世界においても毎日のように事件・事故が発生している。大きくは政治家の汚職や会社の不正などである。そのたびに「再発防止策を早急に立てて二度とこのようなことのないよう云々」との決まり文句コメントが発表される。
話は変わるが人間の健康管理の世界では「治療」から「予防」へ意識がシフトしている。私も昨秋から”健康に良いことを二つはやりなさい”といわれている。
また、ビジネスにおいてはISOという国際標準規格が様々な分野で制定されている。そのなかに情報セキュリティ・マネジメント・システム(information security management system:ISMS)というものもある。ISMSは,情報資産の喪失,流出,外部からの不正アクセスなどの脅威から企業や自治体といった組織を守り,情報の機密性,可用性,完全性などを組織内で継続的に確保・維持する体制を確立するために定められた規格である。ここでも「予防」の考え方が基本にある。つまり、組織が持っている資産に対してどんな脅威があり、脅威から資産を守るため(脆弱性を評価のうえ)の体制を前もって整備することが骨子である。コンピュータ・ネットワークが普及しつつある現在、ISMSが必須となることは目に見えている。
何を言いたいかはわかっていただけると思うが、つまり「再発防止策」より前に世界の事件・事故を見て「他山の石」として予防策をたてることが大事だと思うがどう思われるであろうか。私自身もカラダの健康を保つため、真冬の震えながらの夜釣りや真夏の炎天下での作業などで鍛えている。おかげさまで十数年風邪で寝たことはないし仕事を休んだこともない。


