とやま起業未来塾: 2007年問題についての一考察

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2007年問題についての一考察

戦後のベビーブームが退職を迎える最初の年が今年2007年であり一斉退職により技術の引継ぎ(継承)がうまくいくのか、というマイナス面の問題がある。この件について少しかいてみたい。細かなことはよくわからないが、先端産業の分野でもどうしても人の熟練技術に頼るしかない部分があるそうである。単なる理屈では解決できない部分である。そこの部分が後継者にうまく引き継がれないと先端産業もおかしくなるという問題である。それに類する話として適当ではないが私の経験談として、

以前ボランティアでお宮境内の雪囲いにかり出され、荒縄での垣根結びをすることになり参加者の皆が知っているのかと思ったら意外にしらなかったのでびっくりしたことがあった。私は小さいころ稲のはさを毎年作っていて、その時その結び方を親から教わり何十年ぶりにやったわけだが”手が覚えていて”得意になり皆さんに教えたことがある。(くだらない話で申し訳ない)

それと同様なことがビジネスのなかにも結構あるのではないかと思う。かなり古い話で申し訳ないが、私がSEをしていたころお客様が所有するビルのテナント管理システムを作ったことがある。売上金から20項目ほどの経費を計算し差引金額を各テナントに払い戻すシステムであるが、作ったあと数年たつとお客様も担当が替わり詳細仕様書もいつのまにか紛失してしまい、どんな計算式で払戻金額が算出されているのかわからないといういわゆるブラックボックス化し、ことある毎に私に問い合わせてくる状態となってしまった。もっと悪い状態は、お客様の要求で作ったシステムの結果をお客様が検証できない状態になり、システムを作ったSEも退社や転勤でいなくなって、誰もわからない状況になることである。

今年以降に退職する団塊の世代はシステムをつくりあげてきたいわば根幹を築いた世代である。反論されることを承知で敢えて言うと残った世代は根幹を理解していないことを心配する。過去にあった2000年問題以上である。

このような状況は危機でもあるが反対にチャンスでもある。何がチャンスかというと、戦後の復興の最大の要因は生産設備が壊滅状態となったことで新たな設備を躊躇なく作れたことは以前このカテゴリーで述べたことがあるが、今度は団塊の世代に遠慮せず新しい発想でシステムなり設備を作れることである。

2007年問題(技術継承問題)が戦後復興のような大飛躍のトリガーとなる可能性もある。

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