「百聞は一見に如かず」という古くからの言葉には続きがあって「百見は一試に如かず」という文字が付くそうである。わたしは「百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず」と言いたい。もちろん一行とは”ひとつの行動”の意味である。
私事であるが、1月後半から休みの日に暇を見つけて、釣りで使うルアー用ジグを作っている。その方法は、お気に入りのジグを原型として鋳型を作り、鉛合金を流し込むことで大量にコピーができるわけである。著作権の問題があり他人には譲れないが、自分ひとりで楽しむ分には問題がなく、せっせせっせと作っているわけである。なにしろ薄給の身ゆえ、一個2千円前後するジグをたくさん買うわけにもいかず、自作することにしたわけである。必要な材料は20種類ほどあり、百円ショップ、DIY、ネット通販で材料を吟味して購入した。
まだまだ欲しい材料はたくさんあるのだがなかなか購入できない。そのうちの一つに塗装用コンプレッサーとエアーブラシがある。わたしにしては相当高価(2万円~?)で慎重になっている。春に一期生善田希さんの教室に入り技術(初歩の初歩?)を修得してから判断したいと思っている。
始めるにあたりインターネットで勉強し実行に移したわけであるが、一言でいえない苦労(トラブル、障害)があった。鋳型は何にするか(結局は耐熱シリコン)から始まりペイント・コーティングまで試行錯誤の連続であった。メーカーにメールで問い合わせたりもした。
そこで、タイトルの「百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず」をつぶやいてみたくなったわけである。できてしまったジグはシンプルなもので、それまでには”なんでこれが2千円なの?高い”と思っていたが、自分で作った人件費をいれると当然足がでている。とやま起業未来塾にこられる塾生もプランを実行に移すとなるとかなりかなり苦労するんだろうな、大変だな、と感ずるし敬意を表したい。聞いた話であるが、ある大学の経営学の権威が家業の経営をしたとたん倒産してしまったとか。われわれも頭の中だけで考えていても「ヘタな考え休むににたり」が非常に多い。QCサイクルのPDCAを回していかないと実効のない塾生から相手にされない塾にならないかということも連想した。心して取り組みたい。


