とやま起業未来塾: ほたるいかの群遊

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ほたるいかの群遊

私が住んでいる魚津には自然の産物というべきいくつかのものがある。片貝川上流の洞杉、蜃気楼、埋没林、などがある。ほかに、魚津というより富山湾および延長上の上越一帯でのほたるいかの群遊がある。

350万分の1環日本海諸国図(企画富山県平成6年作成)を見ると全国で富山湾と相模湾だけが200m以浅が殆ど印刷されていない。全国的にも稀有な急峻な湾であることにほたるいか群遊が関係しているように思える。新月の夜を中心にほたるいかが接岸し翌朝あかるくなると死滅する。それを擬人的に身投げとよんでいる。

今日17日が新月で、その身投げの時期であるが日中の天気も左右していて、たぶん今夜の身投げはないだろう。

先日(5月14日未明に)その身投げがあった。朝の4時頃まで獲りトロ箱1杯になったところで家路についた。釣りえさとして確保し、余ったものは親戚におすそ分けしたり家で料理して処分した。

一般にほたるいかは3月1日に漁が解禁となり5月で終わるが、年によっては1月から獲れる。(自分が獲っているから嘘ではない)終期は上越では6月である。獲れる可能性は意外と長く半年ほどある。浜値は3月1日解禁日には5千円/キロになるほど早春の味覚として有名で東京でもスーパーマーケットで売られている。(富山湾産でなく味も格段落ちるかもしれないが)

そんな天然記念物は滑川を中心に全国的に有名にはなっているが、もう一工夫すれば富山県全体の産業活性化につながるはずである。青く光る光景は見て良し、食味は独特の苦味が食通をうならせるし、是非全国区の商品にしたいもののひとつである。今年はじめて本当の沖漬け(生きたほたるいかをだし汁につけこんだもの)を作ってみたが、市販のものとはまったく違い、形のしっかりした歯ごたえある珍味となった。富山湾には自然の幸が一杯ある。

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