とやま起業未来塾: 創業率が高いことが本当に良いのか

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創業率が高いことが本当に良いのか



先週末20日に大阪へ行ってきた。

わがとやま起業未来塾塾頭の一柳良雄氏が代表を務めるベンチャーコミュニティーの8周年記念パーティーに参加してきたわけである。

そのパーティーで、大阪は元気がないという発言があった。帰ってきてから、産業界の元気度尺度の一つと言われる創業率・廃業率を調べてみた。大阪は全国47都道府県のなかで、創業率で4位、廃業率で3位であった。創業率ベスト5は沖縄県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県であり、廃業率ベスト5は沖縄県、東京都、大阪府、福岡県、兵庫県であった。創業率のワースト5は福井県、新潟県、島根県、山形県、富山県で廃業率のワースト5は山形県、新潟県、滋賀県、富山県、福井県であった。いずれも18年度事業所・企業統計で見た平成13年~平成18年の間の増減からの数値で事業内容不詳も含んだデータでの順位である。今年7月に出た速報値を自分で加工したものを使っているが誤りはないはずである。事業規模別等での詳細数値はまだ発表されていないようである。(発表されていれば教えて欲しい)

元気がない大阪府が創業率が全国4位と高く廃業率も3位と高い。沖縄県は両方がトップである。

富山県では創業率の向上を目指している。件数にして年3千件の創業を目指していると聞いているが、そうであれば、現在5年間で11,025件→2,205件/年となり、8百件ほど少ないことになる。

ただ、創業率が高い大阪府が元気がないといい、逆に創業率が低い富山県が活力ある富山県の一つの指標として創業率・件数向上を目指すのは奇異に感じている。一般には、安定した企業が少ないから廃業率が上がり、(生活するため)連動して起業することで創業率も高くなると考えるのが自然ではなかろうか?ある統計では最新ではないが沖縄や大阪の失業率は富山県の約2倍である。率では富山県は全国で40位前後と低くなっている。

総務省統計局全国の詳細数値は5県のみ掲載されている。早く全国数値を出して欲しいものである。



いずれにしても、創業率が高いことが産業活性化の指標ではなさそうである。


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