かって、評論家の故扇谷正造氏が「空気に爪を立てろ」の精神がジャーナリストの心得と説いたと言われる。「社会に対する問題意識の持ち方について、誰も気づかない所に問題点を認識し、解決していく姿勢が大事」と理解している。
アメリカのデール・カーネギーの著名な自己啓発書『人を動かす』(世界で1500万部以上の売上)では「意見がいつも一致するのならそのうちの一人はいなくてもいい人であり、異なるのが当たり前。安直にトップに一致してしまうことが異常。」としている。
いずれもよく例に出される話である。起業家に必要な考え方である。漫然と言われるがままに行動する者に起業は出来ない。
誰も考えつかなかったこと、気づかなかった仕組、そんなものと見向きもしなかったことが起業になる。未来塾で評価されなくてもよいものに「大化け」するものがあるかもしれない。あと少しの「空気に爪を立てる」意識があれば。
われわれ事務局も然り。同じことを繰り返していては起業家から相手にされなくなる。塾生の言葉に謙虚に耳を傾け、みずから空気に爪を立てていきたい。


