23年度講演
前塾長でコーセル㈱会長の飴久晴氏の講義がありました。
7月2日(土)、飴コーセル㈱会長に講義をしていただきました。
テーマは『起業に対する経営の考え方』です。

起業に向かう姿勢として
①起業の出発点が人に使われたくないからという不純な理由で起業を考えているのであればキレイな結実は見えないでしょう。商売をするというのは従業員が一所懸命に働いて、お客様からお金を頂いています。そして自分の給料が貰えるのです。結局はお客様に使われているのです。だから、起業するときには自分の為ではなく、誰に喜んでもらえるかが大切なのです。
②経営は2~3人で始めると良いです。なぜかというと、1人では限界があります。自分の思いを相談できる相手が必要です。労使の関係ではなく仲間として同志として一緒に働く人が必要です。
③夜帰宅したら休んでください。昼間はサラリーマンの2倍は働いてください。一所懸命働いているのですから、夜はきちんと休んでください。夜に考え事をするとだいたい暗い考えしか浮かびません。考えるのであれば、朝早く起き、体力が充満しているときにしてください。
④今のような素直な気持ちを持ち続けてください。今は何も分からないので、何でも素直に聞くことができます。そうすれば、必ずお客様が教えてくれます。また創業・起業者には見習うお手本がありません。往々にして独善的になってしまいます。それを避けるためにも謙虚な気持ちを持ち続けてください。
⑤そしてよく陥りやすい問題は、人の欠点はよく見えるということです。欠点を見るのではなく良い点に目を向け良い点を伸ばすようにしてください。
お客様に対しても良いお客様と嫌いなお客様がいると思います。それは自分と合わないだけなのです。本来、お客様の好い点、好い点と探していくと嫌いなお客様はいなくなると思います。その結果、より良い繋がりが持てることもあります。
今、何が必要か?
①絶対赤字にしない覚悟で起業しなければなりません。起業前の事業計画書に赤字を書いているようでは駄目です。
赤字にしないと思っていても、赤字になるのです。だから最初から赤字なんて考えないでください。知恵を出し、汗を出し、赤字を引っ込めるように頑張ってください。
②金融関係やお客様との信頼関係をしっかりするために会社の経営内容を開示してください。そうすれば、経営指導をしてくれる人が現れてきます。
③また、経営を対前年比で考えないでください。ある程度の期間をもうけ、傾向値を見るようにしてください。景気には色々な波動があります。色々なデータをグラフ化することにより、傾向値が見えてきますから、簡単なデータを自分なりにやり繰りし傾向値を見ることをお勧めします。

始めたなら必ず花は咲きます。どれだけ続けるかが大切です。起業すればリスクはあります。1・2年でやめてしまうのであれば最初からやらない方が良いです。やった以上は続けてください。
『人生は一冊の問題集である』という言葉があります。問題集であるならば答えは必ずあります。自分に起きた問題は、その人に解ける問題しか与えられないと考えると、この問題を解くためにはどうしたら良いかという考えに変わってきます。そうすれば何か新しい局面が見えてきます。
要は、問題が起きたら何か乗り越える手があることを皆さんに申し上げたかったのです。
最後に身の丈経営をしてください。人と比べないでください。人と比べるからあせりや妬みがでます。比べない、マイペースでやってください。そして仕事を始めた以上絶対に逃げないでください。小さな成功からでいいのです。最後に花を咲かせるまでは逃げないでください。

講義の後、塾生からの質問に丁寧にお応えしていただきありがとうございました。






